【一番】
都のいぬゐ早稻田なる
常盤の森のけだかさを
わが品性の姿とし
實る稻穂の帽章に
去華就實のこの校風を
高くぞ持するわが健児
【二番】
國と國との隔てなき
民の利福を理想とし
世界を一に結ぶべき
大なる使命をになひたる
聖き活動我が商業の
未来の鍵はこヽにあり
【三番】
俗世の嵐はげしくも
南海の波あらくとも
われに不屈の精神と
堅實至誠の人格と
事に迷わぬ理智さへあらば
何か行くてを妨げん
【四番】
見よやわれらの為すところ
かの徒らに空漠の
理を弄ぶ遊民は
何ぞわれらが友ならん
學と實とのその調和こそ
われらが眞の事業なれ
【五番】
かのいたづらに物質の
奴隷となれる輩も
はたやわれらが友ならず
國家に盡す働きと
正しき道を守るこヽろぞ
とはにわれらの生命なる
【六番】
いざやわが友手を取りて
希望の歌をうたひつヽ
學の道をはげまなん
いざやわが友手を取りて
平和の戰いざ商業の
活動塲裡へ進まなむ
(現在は一,二番のみ使用。二番の歌詞の「商業」は「早実」となる)
